子育てオープンスペース『くすの木』開園!!


2020年8月25日放送
M…MC/水田薫アナウンサー
堀…堀江宗巨 


M「先生は安佐南区にあります、くすの木保育園の大園長、堀江宗巨さんです。こんにちは」

堀「こんにちは」

M「よろしくお願いします」

堀「よろしくお願いします」

M「なんか忙しいみたいじゃないですか」

堀「ちょっと今、忙しいふりを…(笑)」

M「あのぉ、くうねあさんは一番最初にベビーシッターサービスのアンファンスを立ち上げたのが何年前ですか?」

堀「えー2011年の8月ですから、約9年」

M「じゃぁ来年10年になるんですね。その後、くすの木保育園ができ、2番館3番館じゃないけどいつの間にか増えてるっていう…。でなんとこの9月1日から子育てオープンスペースを始めるということで。どういうものですかこれは」

堀「よく子育てオープンスペースって何ですか?って聞かれるんですけど、オープンなスペースということで…。主にですね“親子でお気軽に遊びに来れる場所”っていう意味ですね。特に0歳、1歳、2歳くらいまでのお子さまと、お母さんお父さんが一緒に来て遊んで、同じようなご家族が来てますから友達になったり。あるいは専門のスタッフが常駐してますから、子育てのポイントや悩みのアドバイスをもらったりして過ごす場所ですね」

M「私も長女が生まれてから3歳くらいまでは、あちこち行ってみました。公民館とかにも行って…」

堀「はい、ありますね」

M「常設ではなくて、第3木曜日とか…。結構安佐南区のほうは、そのとき割とありました。サークルぽいのとか取材も兼ねていろいろ行ったんですけど。そんな雰囲気の?」

堀「そんな雰囲気の」

M「どこでやられるんですか?」

堀「安佐南区東野っていうところですね」

M「ざっくり言うとどの辺ですか?」

堀「最寄り駅はアストラムラインの中筋駅になりまして、大人の足でそこから歩いて約10分くらい、太田川のほうに行くとあります」

M「じゃぁベビーカーを押しながらだと、15分くらいはかかるかな」

堀「そうですね」

M「結構、住宅街ですよね」

堀「周り住宅しかなくて、スタッフも2回3回と来ていただいてるんですけど、いつも迷ってます。(笑)あれ~って感じで」

M「私も経験あります。中筋の奥の方、道が狭いんですよね」

堀「狭いんですね~」

M「ちょっとこう、くねくねしてて、なんか方角もわかんなくなっちゃうていうか。今でこそナビゲーターシステム見ながら行くけど、車だと慣れてないと大変」

堀「進むも引くも地獄みたいな道がありますからね」

M「そうそうそうそう。なんでまたそこに」

堀「もともとですね、その場所で子育てオープンスペースをされていた運営団体がございまして、地域の人にも親しまれて開催されてたんですけど、ちょっと続けることが難しくなられて…。で、ご縁があり、堀江さんどうですかと言われて、じゃぁということで」

M「マンションですか?一軒家ですか?」

堀「ポツンと一軒家が建っております」

M「もともと子育てオープンスペースだったわけだから、ご近所さんは、あ閉じちゃったのね、また再開するのねみたいな感じかもしれないですね」

堀「で、隣の家の方が、閉じられたのを知らずに来て帰られた方が何人かおられましたよと言っていただいて。それで再開を喜んでいただいて本当に良かったなと思っています」

M「スタッフは常駐しておられるんですか?」

堀「専門の保育士や助産師等の資格を持ったものが2名から3名常駐してます」

M「ということは有料だなぁ、おいくらですか?」

堀「はい、なんとですね100円なんです」

M「え?100円?」

堀「はい」

M「親子で行って?」

堀「はい、10時~15時までの1日5時間オープンしてるんですけど、1回のご利用金額が100円」

M「えっー。まだぜんぜん宣伝されてないそうなんで、ラジオお聞きのあなた、口コミで広げ過ぎない程度に広げていただけると100円の恩恵にあずかれると思いますけど…」

堀「はい」

M「ちゃんとしたスタッフがいらっしゃって、それで100円で行けて、おもちゃとかもあるわけですか?」

堀「これがですねちょっと今回奮発しまして、いわゆる高級玩具といわれているヨーロッパやいろんな国の、自宅ではなかなか買わないようなものを揃えています」

M「自分ちではなかなか買えないけど、お友達のお子さんへのプレゼントにとか、そんな類のね。うちの行ってた幼稚園にはそういうのが結構あって、それを借りることもできてたんですけど…。木の温かみのある、色合いもヨーロッパな感じみたいなね。すごいじゃないですか」

堀「ありがとうございます」

M「100円か~。例えばミルク持って行くとか、おやつ持って行くとかも可能ですか?」

堀「そうですね。もともとはお弁当持ってきて、食事のコーナーもありますので食事をとって、ずっと居ることができるんですけども、今はコロナの影響もあって、お昼時の食事はちょっとスタートの段階では中止にさせていただいて、換気や消毒タイムとさせていただいてます。これが平常時に戻れば、お弁当を持って長居をしていただいて、しかも100円ぽっきりと。いうことで過ごしていただけるような施設になります」

M「今コロナでね、外出が憚れたりとかして、暑いのもあるし、保育園に預けられるご家庭はいいと思いますけど、保育園にも行かずにお母さんと子どもたちだけでずっと家の中で過ごしてるっていうパターンが結構あるんじゃないかって思うんですけど…」

堀「そう、今まさにおっしゃっていただいたように、保育園に行くのは選ばれたたった数十人とか百人とかなんですよね」

M「そうです」

堀「選ばれないと、その保育園に行けませんし入れませんから。なので子育てオープンスペースは、不特定多数の誰でもウェルカムですし、多くの保育園のスタッフがそこで私の休職中のノウハウを皆さんにお伝えしたいとか、自分の子育て経験と保育園での専門的な関わりの経験をミックスしたものをご家庭の子育てに役立てたいとか、そういう話がしたいと言ってくれるスタッフが多くてですね。いろんな専門的なノウハウを子育てオープンスペースで展開できればいいなと思ってます」

M「すごくいい場所。これは私自身が経験したからわかるんですけど、孤独な育児って、すごい危険で精神的にやられるんですよお母さんが。もうなんで泣き止まないのとか、誰も手伝ってくれないとか、よくわかんないものが出てきたとか、心配事とかがいっぱいあって。 そういう場所でお友達とかもつくれると、その後も楽しく過ごせますし、なにより専門家がそこにいらっしゃっていろいろ教えてもらえるってすごいことですよね」

堀「そうですね。私もなるべくそこに居られるようにして、皆さんのいろんなお話を聞きたいなと思ってます」

M「そうですね、生の声を聞いてそれをまた保育園の経営のほうにフィードバックしてっていう…。素晴らしいですね」

堀「ありがとうございます」

M「はい、9月1日から東野で子育てオープンスペース『くすの木』ですね。もうホームページとか載ってますか?」

堀「ちょびっとだけ載ってますね」

M「もっと宣伝したほうがいいですよ」

堀「これがまったくですね、広告まで手が回ってなくて。おもちゃを買っただけで力尽きてるって状況です」

M「じゃぁ今度いつか私ものぞきに行ってみたいなと思います」 


 M「保育園のほうはどうですか?コロナとか熱中症とか大変だと思いますけど」

堀「もう本当に、この暑さとコロナとで大変な事態になってますけど、大人も子どもも保護者もみんなで力を合わせて乗り切ろうとしております」

M「行政の方とかと連絡とるとかは結構ありますか?」

堀「やはり今は感染者数が拡大してまして、スタッフや保護者や地域の方も含めてPCR検査を受けたっていう報告がちょこちょこあるんですね。で、幸い今のところ陽性は出てないんですけども、検査を受けたという段階で現場はものすごい緊張します」

M「緊張しますよね」

堀「陽性になった時の対応を、その時に備えるという事で行政とはさかんに連絡を取らせてもらってます」 M「結構土日とかも連絡するとか?」

堀「そうなんです。ありがたいことに担当者の人も、土日は僕の携帯に電話してって電話番号教えてくれたりだとか、土日でも私の携帯に電話がバンバンかかってきたり…。(笑)お互いに密に連絡を取りながら進めさせていただいております」

M「どこもフル稼働なんですね」

堀「土日休みなく、特にその役割の皆さんは本当にオール広島でこの難局に立ち向かってるという感じです」

M「皆さん頑張ってくださってるから、安心してお子さんを預けることができるわけで…」

堀「そうですね」

M「小学校なんかは、学校行事が中止になったりとかしてますけど、くすの木保育園さんは割と行事が多いですけどどうですか?」

堀「これがやはり最大の悩みの種で、お泊り保育どうするとか、運動会どうするとか、あと同窓会をお泊り保育の時にやってるんですけど卒園児呼ぶ?とか…。現場のスタッフだけで悩んでてもしょうがないので、保護者の方にも意見を聞かせていただきましょうということでアンケートとらせていただいて、実に様々な意見が寄せられているんですけど、概ね半々なんですね」

M「そうでしょう、そういうアンケートとるとだいたい半々ですよね。余計に困りませんか?」

堀「はい」

M「でアンケートとったのに、自分の意見と違う方に決まったら、えーアンケートに書いたのにって思っちゃう」

堀「意味ないじゃんってね」

M「悩ましいですね、それは」

堀「ま、悩んだときは安全を優先するしかないんですけどね」

M「そうか、でもね今日新聞にも書いてあるんですけど、子どもたちの意見を全然聞かずに大人が勝手に決めていくみたいな。保育園ではしょうがないだろうけど、子どもたちにしてみたら、すっごい楽しみにしていたお泊り保育が…」

堀「年長にしてみたら一大イベントですから」

M「そのお泊り保育をしたいがために、3歳くらいからずっとお兄ちゃんいいなって思いながら待ってるわけですよ。なんとかなりませんかねって私なら思いますけど」

堀「そうなんですよね。なんとか10時までとか…」

M「え、泊まらない?じゃぁあれですよ、人数分けてとか、密にならないように」

堀「小グループでとかね(笑)」

M「何日かかけて(笑)、ん~いろんな意見が集まりますよね」

堀(笑)

M「もう堀井さん笑うしかないっていう感じになってますけど」 


M「とにかく9月1日から、子育てオープンスペース『くすの木』が東野にオープンしますので、なんと100円で専門的な話も聞けます。10時~3時まで、ぜひお出かけください。それではラジオをお聞きの皆さんにメッセージを一言お願いします」

堀「はい、9月1日から安佐南区東野に親子で楽しめる子育てオープンスペース「くすの木」オープンしま~す。宜しくお願いしま~す」

M「(笑)拍手…あの手振り身振りがついてましたけど。みなさんぜひお出かけください。くすの木保育園の大園長、堀江宗巨さんでした。ありがとうございました」

堀「ありがとうございます」 


(終り) 


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