コロナ禍でもしぶとく、たくましく。 子どもたちには一年一年がどれも大切な一年


2020年12月22日放送
M…MC/水田薫アナウンサー
堀…堀江宗巨 




M「先生は安佐南区にあります、くすの木保育園の大園長、堀江宗巨さんです。お電話でのご出演です。もしもし~」

堀「もしもし~」

M「こんにちは、よろしくお願いします。」

堀「こんにちは、お願いします」

M「いやぁコロナ大変ですよね」

堀「すごい事になってしまいました」

M「保育園でも警戒して感染対策大変じゃないですか?」

堀「そうですね、もう大原則を徹底するという、保育園は健康な人が来る所ですっていうことで」

M「実際、家庭内で感染者が出た場合、子どもだけはとにかく安全な所にっていう気持ちはしますけど、そういうわけにはいかないんでしょうね」

堀「そうなんですよ。これがいつも葛藤するところで、コロナもそうですしインフルエンザの感染症、それから災害時ですよね。家に居るよりもここにいた方が安全で安心なんですけどって言われることがありまして…どうしましょうっていう感じですね」

M「本当に大変だろうなって思いますね」 




M「くすの木保育園ではオンライン見学会をされてるそうで」

堀「はい実は今、来年度の入園受付期間中でして、毎年12月は見学希望者が殺到する時期なんですね。で12月も2回ほど見学会を設定しまして一度に来ていただいてご説明する予定だったんですが、“集中対策”ということであまり関係ない人を施設内に入れないようにという通達もありまして、急遽オンラインで見学会をさせていただきました」

M「ZOOMか何かですか?」

堀「そうですねZOOMを使いまして、画面共有という機能で保育園の様子や生い立ち、子どもたちの姿が見れないのでスライドで写真を流していくかたちで説明を加えながらやらせていただきました」

M「へぇ、逆にオンラインだから出来たこととか、反応が良かったこととかありますか?」

堀「通常のリアルの時は、お子さまと一緒に来られて、いきなりお子さまも初めて保育園に入ることで緊張したりとか、ぐずったり、お腹すいたりとかいろいろあって、説明してる時もちょっとすみませんとかってお父さんがお子さんを抱っこして遠くにいかれるようなことがあったりするんですけど」

M「ありますよねぇ」

堀「こちらもちょっと気にしながら話したり、声を大きくしたり、他のスタッフがフォローに入っておもちゃで遊んでくれたりとかしてたんですけど、オンラインの場合は皆さんご家庭からリラックスした状態で説明を聞いていただいてますし、ミュートにしていれば家庭内の声や音は聞こえないので遠慮なく聞いていただけるし、こちらも喋りやすかったのは大きな発見でしたね」

M「そうですよね。自分の家でリラックスした状態で見ることが出来るし、ミュートで音は消せるし、何なら画面も表示しないこともできますしね(笑)」

堀「そうなんです。こちらは顔を見ながら反応を伺って喋っていたいんですけど、中には休日モードでかなりリラックスした姿かたちや部屋の背景が映りますので『カメラはオフでもいいですか?』っていう方もいらっしゃいましたね(笑)」

M「なるほどねぇ。…あのリアルだとその場で質問受けたり、これどうなってるんですかみたいなやり取りがあると思うんですけど、オンラインだとどうなるんですか?」

堀「はいオンラインの受付をさせていただく時に、質問があれば事前にメールで送っていただいておりまして、もう始まる前に質問したいことがわかるので、事前によくあるご質問というスライドも作成して答えをバーンと出して見ていただけるのも非常に良かったなと思いますね」

M「なるほど。チャット機能とかも使ったりとか」

堀「そうなんです。説明している時にチャットのほうからリアルに質問が文字で送られてきたりしますので、オンラインにあたりちょっと得意なスタッフをサポートで来てもらってますのでそのスタッフが今こういう質問が来てますとか、今スライドがカーソルで見えにくかったですとか、その指示を見ながら話をさせてもらっています」

M「へぇ、このオンラインも今後いろんなところで活躍しそうですね」

堀「本当、いわゆる新しい生活様式にいろんな場面で浸透してくるコミュニケーションツールなのかなと実感してて、園のいろんなイベントなんかもオンラインで配信できるようにしていければと思います」 




M「今年は秋にオープンスペースをオープンされましたよね」

堀「これが今ですね、“集中対策”の一つということで広島市からの指示でクローズしてくださいと」

M「やっぱり、そうなんですね」

堀「それも明日からクローズしてくださいという感じできて、はいわかりましたーって。ご予約をたくさんいただいていたんですけど、連絡して年内はクローズになりますと」

M「しょうがないですよね」

堀「それでちょうど月末にお誕生日会を企画してまして、多くの方にご予約をいただいてたんですけどもクローズということでなくなったんですが、スタッフがオンラインで盛り上がってまして、オンラインお誕生日会をしましょうって…」

M「すごーい」

堀「詳細はですね、手遊びをするだとか、歌を唄うとか今練っているんですけども、機械の使い方とかも踏まえてオンライン誕生会に向けて準備中です」

M「何かいいですねぇ。ケーキは各家庭で用意いただいて…(笑)」

堀「えぇえぇ(笑)」

M「さすがですね、堀江さん。どんな状況でも上手いことやるじゃないけど(笑)…言葉が悪い…」

堀「保育園のモットーというか目標がですね、『しぶとく、たくましく』というのがありまして、これはどんな障害や困難にぶち当たっても、めげずにジリジリ進むというのを目標にしてますので、コロナで何があっても我々はへこたれずに前進あるのみということで頑張ってます」

M「ねぇ、いろんな技を編み出して、いろいろ駆使して子どもたちの残念な気分を払拭してくれるよういろいろチャレンジしてくれますよね」

堀「そうですね、やっぱり僕たち大人にとっては、毎年ある一年ということですけども、子どもたちには一度しかない“年中”とか“年少”とか、特に“年長”のお子さんは来年小学生に進級されますし、1歳の誕生日会とかはご家庭にとっても初めてのわが子の誕生日ということですから二度とないんですよね」

M「そうですね」

堀「なので、出来る限りの知恵やアイデアを出してやっていければと思います」

M「ありがたいですね」 




M「くうねあでは、くすの木保育園、それからいろんなことをされてますけども、実は今、急遽新しいスタッフを募集しているそうですね」

堀「実はですね、毎年採用は夏ぐらいに何人で決めて採用させていただくんですけども、今ここにきて嬉しい事ではあるんですが、ベビーラッシュ、結婚ラッシュで先ほど数えましたら9名ほどですね…」

M「えっ、9名も!?えーすごーい」

堀「最近バタバタッと報告いただいておりまして…ま、出産してまた戻ってきますというのは、おめでとう、がんばってねという形なんですけども、結婚して遠くへ行きますという人がいまして…お、おめでとう…旦那がこっちに来たらいいんじゃないのって(笑)」

M「そっかー、優秀なスタッフなだけに残念ですよね」

堀「そうなんですよ。それで急遽ですね、また採用をさせていただかないと来年困るなということで、新卒、経験者にかかわらずですね大募集したいと思ってます」

M「こういう人に来て欲しいってありますか?」

堀「もう一緒に泣いたり笑ったりしてもいいよって言ってくれる人がいいですね」

M「うんうん大事ですねそこ(笑)」

堀「結構ですね、涙があるんですよね職場では」

M「そうなんですね」

堀「もちろん、うれし涙もあるんですけども、やはり悔し涙を流して一皮むけるっていうことも結構ありますから、はい」

M「私、保育園とか保育士さんの世界って本当大変だと常々思っていて。でもその皆さんの頑張りがあるからこそ子どもたちが健やかに成長していくんでしょうから、すごい素敵な仕事だなと思いますね」

堀「ありがとうございます」

M「なので私からも言うと、くすの木保育園さんは本当に素敵な保育園だし、堀江さんが展開しているくうねあってところは、食う、寝る、遊ぶが大基本ですごく充実した職場だと思うので、良かったらこれを機会にぜひ仲間になってあげてください」

堀「ホームページから採用についてのバナーが下のほうにありますので、そこをクリックしていただければ募集内容については詳細がわかるようになっております」

M「はい、ひらがなで『くうねあ』で検索すると出てきます」

堀「はい」

M「じゃあラジオをお聞きの皆さんに、今年最後のメッセージをお願いします」

堀「はい、本当にですね、小さな子どもたちにとっては二度とない一年でした。大人の年末の挨拶はコロナのせいでというのが多いんですけども、そうではなくてこの一年、コロナのおかげでこんな事もできたし、家の中で皆で過ごす時間も多くとれたしということで、いい一年だったねっていう振り返りにしてですね、また来年以降大きな飛躍につなげていきたいと思ってます。一年間ありがとうございます」

M「さすがです。ありがとうございました。堀江さんもどうぞお元気で」

堀「はい、皆さんも良いお年をお迎えください」

M「良いお年をお迎えください。ありがとうございました。失礼します」

堀「失礼します」 




 M「(笑)くすの木保育園の大園長、堀江宗巨さんでした。ありがとうございました。そうですね、コロナのせいでってつい大人は言っちゃいそうですけども、やっぱりコロナのおかげで家族いっぱい一緒に過ごせたねとか、コロナのおかげでオンライン詳しくなったねとかいろいろ前向きな言葉を使って年末を過ごせていただけたらなと私も思いました」


 (終り) 

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