学童保育kusunoki

ひと夏限定、くすの木のサマースクール

ゆめタウン祇園のすぐ隣、 西原5丁目にある一戸建て(元おしゃれなカフェ)は大家さんの好意でお借りした、くすの木保育園の秘密基地。そこを夏休みの期間限定で小学生たちに解放して 「学童保育kusunoki」を開設しました。




子どもたちの遊びに、大人がわかる正解はない。

この日の参加児童は11人。
集まった子どもたちに聞いてみると、通っている小学校も学年も違う初対面の子ばかり。
しばらくするとすぐに打ち解けて、一緒にわいわいと好きな事を始め出した。

お気に入りの絵本の読書会、庭では蝉を追う探検隊、夏休みの宿題やピア二カを教わる子らも。
誰の指示もなく自然とやりたい事を見つけているように見えるのは何故なのか。


のちに女子も加わる庭の探検隊


あちこちの部屋に貼ってあった
男子主催の「昆虫大ずもう大会」の案内チラシ。
磁石遊びから発想したオリジナルの遊び。




保育リーダーの津福彩夏さんが教えてくれた。
「普通、学童保育というと何時から何時までは読書とか大まかな時間割を決めてみんなが同じ事をして1日が過ぎていきます。でもここで目指したのは子どもたちの主体性。私たちはヒントを出すだけです」

例えば、2階の壁一面をキャンバスに見立てたペイント大会。
普段は使っていない2階の白い壁を見つけた子どもたちの発案だ。最初は水族館にしたいと言っていたが、恐竜がいいとか、危険生物がいいとか議論白熱。最後には、みんな得意の絵を描くウォールアートとなった次第。これも2階を使っていいよのヒントだけで子どもたちが話し合った取り組みだ。

正解も模範解答もない。あるのは「しぶとい対話」と、とにかくやってみるという「たくましい遊び」なのだ。

ペイント大会のための水族館の下書き




「夏休み」は、たくましくなるためにあるのかも。

全て子どもたちが決めるわけではない。期間中6回あるクッキングイベントは、事前準備のため日程が決められている。

取材の日は「ピザパーティー」だった。
まずは段ボール箱でピザを焼く窯づくり。2つの段ボール箱の内側にアルミ箔を貼り、上下にくっつける。

てきばきと、みんなをまとめながら進めるのは、この夏、京都から引っ越してきたばかりの小学3年生の女の子。年下の子は飽きて別のことで遊びだすが、ばらばらだった子どもたちが次第に集まり窯づくりを完成させた。

途中保育士が「失敗してもいいんよ。またやればいいんだから」案外難しいアルミ箔の貼り付けを再チャレンジする男の子がいた。

あとは生地をこねて、好物ばかりのトッピング。自分たちで作った窯で焼きあげたピザの味は格別だ。「どうぞ」と取材 のカメラマンにもご馳走してくれた。

このサマースクールを終えたころ、ぐんとたくましくなった子どもたちがいるに違いない。




くうねあダブロイド紙創刊号(2019年9月15日発行)より抜粋


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