最新技術といろんな人の愛情たっぷりの保育現場

2021年4月27日放送

M…MC/水田薫アナウンサー

堀…堀江宗巨




M「さぁ先生は安佐南区にあります、くすの木保育園の大園長、堀江宗巨さんです。こんにちは~よろしくお願いします」

堀「こんにちは、よろしくお願いします」

M「最近はいかがお過ごしですか?」

堀「はい、バタバタしてます」

M「年度変わって4月末でぼちぼち落ち着く頃かというイメージがありますけども」

堀「そうですね、落ち着きたいんですけどね。もうちょっとかかるかなという感じです」

M「そうですか。先日東京へ行かれてたそうで」

堀「ちょうど緊急事態宣言の前で、このタイミングしかないなという時だったんで行かせていただきました」

M「何しに行かれたんですか?」

堀「いろんな勉強をしに行くんですけど、今回は保育の研究や開発、コンサルタントをしている会社が東京にはいっぱいあって、そのうちの一つに行かせていただいて最新の研究、AIの研究・開発具合を教えてもらってきました」

M「保育の現場にもAIが?」

堀「いよいよですね、はい」

M「保育の現場でどう活用するんですか?」

堀「今進んでるのは、子どもの体温は簡単に測れるので体温のチェックで、明日は熱が出ますよとか…、ちょっと体調危ないですよとか…」

M「えー、すごーい!」

堀「それがだいたい8割ぐらいの確率で翌日の体調がわかるようになってきているみたいですね」

M「すごーい、それ便利ですね」

堀「なんとなく明日の具合どうかなっていうのは現場の保育士さんも思ったりすることはあるんですけど、8割の確率で明日熱出ますよとは言えませんので…」

M「すごいなあ、AIが言ってるっていったらお母さんたちもそれなら明日きをつけなくちゃとか、明日お休みするかもしれませんみたいな。じゃあ仕事をセーブしてみたりとか対応ができますよね」

堀「えぇ朝起きてビックリするんではなくて、前日からいろんな心づもりがお互いできるかなって感じですね」

M「すごいですね。例えばタブレットを使うとか、ここのところ何年かいろいろやってこられましたが、ついにAIということで…何か発達とかもわかるんでしょう?」

堀「そうそれでいよいよ人の成長や発達にAIが迫ってまして。僕もビックリしたんですけど、例えば3歳児で『おはよう』が言えるようになると次は服が自分で着れると…、AIの分析によるとですね」

M「え~」

堀「例えば5歳児で片足で10秒立てるようになると、次は2+3とかの簡単な計算ができるとか…、そういう発達のプロセスを辿ってるっていうのが、いろんな分析から推察できるようになってきてるみたいなんですね」

M「へ~、それはこれまでの保育現場だと、ベテランの保育士さんが何十年もかけて、この子はこの段階まで来てるから次はこうだなとか経験で知っていたようなことがAIでわかっちゃうと」

堀「そうなんです。で、それによって、個人個人に成長・発達の差が非常にあるので、その子その子に合わせたペースで、その子その子の得意な分野、不得手な分野というのが明確に出てきますから、その子に合わせた発達プログラム、この子は手先の運動を取り入れた遊びをもうちょっとやりましょうとか、この子は外で不安定な場所をもうちょっと歩くようにしてみましょうとか、そういう個別に対応したプログラムをAIが作ってくれて一人ひとりに合わせた発達を促していくという、すごい未来が来てるんだなと感じがしましたね」

M「逆に言うと、例えばこの子は音楽的なセンスがすごくあるから楽器やらせるといいなとか、この子は身体能力が高そうなのがわかってもうスポーツさせたほうがいいみたいな。そんなのも小さい時からわかっちゃう…」

堀「かもしれない」

M「かもしれないですよね~」

堀「そこについては今DNA解析があって、そういう分野がわかるようになってるらしいんですけど、まだまだそういう才能があるから本当にそうなるのかという相関関係があってなかったりしますから…、でもそういうふうになってくるんだろうなって思いますね」

M「すごいな~。ある意味、無駄のない保育ができるというか、その子に応じた取りこぼしのないというか、せっかくこういう分野が得意だったのにうまくお母さんが気付かずに育てられなかったじゃなくって、早いうちにその子に適したものがわかったりとか、早くに手先が弱いってわかればとか、右利きか左利ききかみたいなのが赤ちゃんの頃からわかったりとか…」

堀「つまり身体的な能力から、情緒面から幅広くバランスよくカバーしていけるのかなという期待が持てますね」

M「すごいな~、どんどん進化してますね~」

堀「そうですね、楽しみですね」



M「東京出張から帰って来られる時には、保護者のみなさんから『えっ!東京行ってきたの!?』みたいなのが若干あるかと思うんですけど…」

堀「保護者の方には内緒にしてるんですけど、近くにいるスタッフからはもうバイキンマン扱いですから近寄ってこないんですよね」

M「そうなりますよね。でもちゃんと検査されたとか」

堀「PCR検査を受けて結果を待ったんですけど、陰性ということでやっとみんな近づいてくれるようになりました」

M「今、無料で受けられますから」

堀「そうですね、ありがたいですね」

M「どこか行かれた方なんかは広島に帰る時に、ちょっと検査して。パスポートみたいなものですよね、僕大丈夫ですみたいな」

堀「そうです」




M「それから、お仕事説明会を行ってるそうですけど、来年度の採用ということで来年度何か展開が?」

堀「そうなんです。祇園4丁目に分園というかたちで、定員60人の保育園を新しくつくることになりまして」

M「くすの木保育園がどんどん大きくなっていきますが…」

堀「そのお仕事説明会をして気に入ってもらえたら、採用試験を受けていただこうかなと思って絶賛募集中です」

M「来年度のスタッフですね」

堀「そうです」

M「すでに来られてる方で人気の部門とか…」

堀「意外にですね、調理のキッチンスタッフの申し込みが多くて…」

M「まぁくすの木保育園と言えば、素晴らしい給食で有名で。うちの子も何度かお世話になりましたけど、こんな素材使ってこんないいメニューで体に良さそうって給食でしたが…」

堀「ありがとうございます」

M「最近ブログを拝見してますと、お魚!」

堀「そうなんです、行きたいな行きたいなと思っててようやくこの前行くことが出来て、池田鮮魚店さんていうところから鮮魚を仕入させてもらってて、週に一回は鮮魚の日ということで高級魚を子どもたちが『おいしい、おいしい』って食べてくれる日があるんですね」

M「すごいねー、お刺身でも食べられるような新鮮なとれたてのお魚を舟入にある池田鮮魚店さんが…これ写真があるんですけど、魚をさばく包丁だけでなくいろんな道具があって…」

堀「大工道具かっていう感じの道具が並んであって、特に池田さん曰く、活きのいい魚の骨を抜くのが難しく大変らしいんですね。で、うちは絶対凍らせた魚は駄目よって言っているので、新鮮なうちにご苦労されてペンチみたいなもので…」

M「すごいですね、ペンチみたいな写真がありますけど、これで魚の骨を抜くんですね」

堀「で一人40gづつ区切って持ってきていただいてるんです」

M「子どもだから魚に骨があると瞬時にお魚きらいになっちゃうから、気を使ってきちんと抜いてくださるんですね。お魚さばいた事あります?」」

堀「ないです(笑)」

M「なんだないんです!すっごい大変なんですよ。鱗とるところからだと何でこんなに大変なのって…」

堀「すいません、見てるだけで。大園長なんで、応援してるだけなんで(笑)」

M「(笑)でもこうやって新鮮なお魚を心を込めてさばいていただいて骨も抜いていただいて冷凍することなくその日のうちに調理していただいて、調理の仕方も…」

堀「そうなんです。スチコンって呼んでるんですけど、焼き蒸し器みたいなもので魚を調理すると、ふわふわふわ~となって甘みがギュギュッと出るんですね。これは本当に美味しいですよ、ビックリしますよ」

M「ねぇだからお魚キライって言ってる子が給食のお魚だけは食べるって…」

堀「そうなんですね、家の魚はマズイって言って食べないんですって本当よく言われます」

M「幸せだ~くすの木保育園の子どもたちは。こうやってお魚を食べることが出来るって幸せだし池田鮮魚店の大将、みなさんに本当に感謝ですね」

堀「そうですね、本当にありがたいです」

M「やっぱりお魚を食べさせたいっていうのは大園長のお気持ですよね?」

堀「何でも食べられるっていうのが最終的には一番いいので。実は美味しいものであれば何でも食べられるんですよね。とにかく旬の美味しいものを美味しいままに食べていただきたいなと思います」

M「ねぇはい、幸せだな~て思いますね。




M「そして実は今、古民家の再生プロジェクトに参加しませんかっていうのがあって、5月9日、日曜日、午前10時から12時まで安佐南区西原9丁目にある“おやつやMOON”さんの隣ですね、古民家の再生プロジェクトというか大工体験とかできるんですか」

堀「もう大工そのもをしていただくと(笑)」

M「(笑)」

堀「もう貴重な戦力として募集してますということです」

M「やりますね、こういうのもちゃんと親子で呼んで体験してもらうイベントにしちゃうという…、参加費は無料です。汚れてもよい服装でお越しください。軍手タオル水筒ご持参ください。感染及び粉塵対策のためマスク着用。これお申込みどうしたらいいですか?」

堀「メールか電話で私に…はい」

M「未来型子育てプロジェクトを堀江さんやってますけど、くすのき保育園のブログとかホームページ見たら今載ってますので…。いいですねぇ2時間で大工体験ができると」

堀「そうですね」

M「今再生工事中の様子というのが写真ありますけど、マジで大工じゃないですか」

堀「いやそうなんです。これもう本当に傾いてた家を傾きを直すところからやってますから」

M「これ基礎からじゃないですか」

堀「しかも家を浮かせて基礎を打って、家を落としてってかなり劇的ビフォーアフターみたいな感じです」

M「(笑)え~すご~い。教えて下さるプロの方はいらっしゃるんでしょうけど」

堀「ええ」

M「子どもたちにも体験してもらって、お家ってこういうふうになってるんだ、こうやってつくるんだっていうところが体験できますね」

堀「はい」

M「古民家再生プロジェクト、ぜひ参加いただきたいと思います。5月9日、日曜日です。ゴールデンウイークどこも行くところがないよっていう方は、こういう体験もいいと思いますよ」

堀「おすすめです」

M「おすすめです(笑)。はい、さぁ今月も大園長、堀江宗巨さんに登場いただきました。最後に一言リスナーのみなさんにお願いします」

堀「はい、ゴールデンウイークですね。感染症の拡大もあったりして我慢のゴールデンウイークになるかもしれませんけど、ぜひお家はお家で、親子で貴重な時間になると思いますので、古民家の再生など近場に出かけていただいてお過ごしいただきたいと思います」

M「くすの木保育園の大園長、堀江宗巨さんでした。ありがとうございました。」

堀「ありがとうございます」

(終り)

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