2022年4月17日 四か月ぶりのワークショップです

古民家再生活性化プロジェクト! ~板の間の板張り~


2022/4/17

前回のワークショップは去年の12月12日、もう四か月前です。すごく長かったような、あっという間のような。新型コロナ禍の日常にも慣れたような、慣れないような。

そんな中再開した古民家ワークショップ、14組27人の親子が参加してくれました。

お休みしていた間にも古民家はまた少し進化していたのです。 



【4月17日(日)ワークショップ・スケジュール】

9:00~12:00頃

◎板の間の板張り(古民家中央の部屋)

◎子どもワークショップ/基本の釘や金槌を使った木工制作 



◆子どもの成長にびっくり!

お正月気分さめやらぬ1月9日に広島県・山口県・沖縄県にまん防(まん延防止等重点措置)が実施!さらに二度の延期を経て3月6日にやっと解除。その間1月16日、2月6日に予定していたワークショップを泣く泣く中止。そして4月17日、やっと開催できた四か月ぶりのワークショップに久しぶりにたくさんの笑顔が戻ってきました!感激!

中でも四か月の長さを実感したのが、まだあまりしゃべれなかった子が「こみんか~」と叫びながら来てくれたこと。

「こみんか」って(泣)、嬉しいやらびっくりするやら。

まだ幼なかった子がおしゃべり上手な女の子に成長して、しっかりみんなのアイドルになってました。 




◆出来栄えにびっくり!手洗い場の木タイル

まずは久しぶりの古民家をゆっくりと再見学。

去年塗った白壁や真新しい障子や畳もいい感じで馴染んでいました。

そしてみんな驚いてくれたのは手洗い場の壁!

11月にみんなで作った木タイル。ワークショップをお休みしていた間、プロジェクトリーダーの天満さんを中心に手洗い場の壁へ貼り付けてくれていたのです。

木を切断するところから始めた木タイルがおしゃれな壁になって…しばし感慨ひとしお。





◆板張りにも子どもたちが大活躍!


さぁ今回のミッションは真ん中にある部屋の床の板張り。

元棟梁の梅崎さん、通称梅さんの指導のもと床材を隙間なく敷き詰めていきます。

板材のつなぎ目と隣の部屋の畳みのつなぎ目の関係など、美しく見せる日本建築の技を惜しみなく伝授してくれます。 



そして今回も子どもたちが活躍してくれました。

まずはクールながらも息の合った中学2年生トリオ。ワークショップ初回から参加してくれていた子(当時中1)が友達を誘って一緒に来てくれたのです。最初ぎこちなかった金槌の音も最後はリズミカルな軽快な音を響かせてました!

そして、いつも大工仕事に汗かくお父さんに憧れてか、子どもたちも道具を持って親子で参加。みんな将来の有力なスタッフとして楽しみにしています! 






◆子どもたちはいつも自由

久しぶりに再会した子も、今回初めて参加してくれた子も、みんな昔からここに来てた友達のよう。子どもたちはいつも自由で楽しい。





◆子どもワークショップはいつも真剣

春の陽気の気持ちいい庭では子どもたちの木工ワークショップ。

カナヅチ、ノコギリ、キリ、紙やすり…思い思いの道具を手に取りすぐに創作活動に取りかかります。

お父さん専用の鍵かけを作る親孝行な工芸作家、木のショートケーキがあるカフェの店員さん、みんな何かになりきって没頭。

遊びを前にした子どもたちに迷いはありません。 





◆ほっと一息。「DAY DRIP」さんの“ふるまいコーヒー” 

 予定の時間になったので、終わりの会で中締め。

ゆるゆると散会の中、本サイトの「まちの守り人」でも登場いただいた山本さん家族が移動カフェ「DAY DRIP」を庭で開店してくれました。 

ここで無料でふるまわれるのは、山本さんこだわりの自家焙煎コーヒー。

子どもたちにはカルピスも用意してきてくれてました。

(山本さんの活動の様子や考え方をぜひ上記リンク記事でお読みいただきたい) 



ひと仕事の後のほっとひと時、楽しい会話と笑い声が続いてた古民家の春でした。




次回は5月15日。去年の5月9日から始まった古民家ワークショップから丸1年たちました。

まだ床は下地むき出しで古い建具と壁の中、縁側への踏み台づくりをしたのがつい最近のような遠い昔のような。でも明らかに古民家は再生、進化しています。

まだまだ続く古民家再生活性化プロジェクト!

これからも宜しくお願いいたします! 

+くうねあ(プラスくうねあ)

「くうねあ」とはこどもにとって最も基本的な大事なこと「食う・寝る・遊ぶ」の頭文字をつなげて作った言葉です。 子育てしやすい社会のインフラづくりに取り組んでいる、株式会社くうねあの活動を紹介するサイトです。