2022年8月21日 大人の本気工作

古民家再生活性化プロジェクト! ~模型づくりに夢中!~

2022/8/21

お盆休み明け最初の日曜日、続く真夏日の中、ゆるりと始まりました古民家ワークショップ、休み疲れの大人と遊び足りない子どもたち13組24人の親子が参加してくれました。 




【8月21日(日)ワークショップ・スケジュール】

9:00~11:30頃

◎大人チーム《カフェスペースの試作
 古民家で計画中のカフェスペース。模型を使ってイメージを膨らませます!

◎子どもチーム《的当てを作ろう!》
 地域の方が作ってくれた手作りの的当て。それを真似て的当てづくり。 




◆家具の模型づくり


最初に目についたのが古民家の一部を再現した間取り模型。

この日の為にプロジェクトリーダー天満さんが作成してくれたものです。

模型は、真ん中にあたるフローリングの部屋と隣接する6畳の和室が10分の1のスケールで再現されています。

実はこの二部屋を《カフェスペース》にしようと計画中なのです。


「ちょっと他では見ない、気楽に集えるカフェスペースにしたいと思ってます。みなさんの自由な発想で面白い家具を考えてください」

「考えた家具は建築模型に使うスチレンボードを切り貼りし10分の1の模型にします。後で間取りの模型に置いてどのように使う家具なのか発表してください」

という天満さんからのミッション。

最初はみんな頭を悩ませてましたが、しばらくすると、立ち上がって実際の寸法を測りだす人、紙にスケッチする人、いきなりボードを切りだす人とさまざまな仕方で家具の模型作りが始まりだしました。 



みんな黙々と取り組んで作業する音だけがして場の雰囲気が少し硬くなったところ、 もうすっかりワークショップのレギュラーメンバーとなった山本さん※が「少しリラックスして心を遊ばせましょう」と持参いただいたお手製コーヒーをみんなにふるまってくれました。しかもセンスの良いご夫婦選曲のBGM付き。


※山本さん=ふるまいコーヒーDAY DRIP:前掲2022年4月17日ワークショップ  



これでいつもの楽しいおしゃべりも始まり、アイデアも沸いて来たのか複数の模型を作る人も。大人の本気の工作が続きます。




◆的当てづくり

一方、子どもチームは的当てづくり。

水鉄砲で的のついた木の棒を倒すという木工遊具です。

まずはチームリーダーくすの木保育士の清水さんが見本を例に遊び方と作り方の説明をしてくれました。

この見本は以前ワークショップに講師で来ていただいた木村茂さん※が最近くすの木祇園分園に持ってきてくれた新作です。


※木村茂さん=木工細工の名人:前掲2021年8月29日ワークショップ 




さすがに今回の木工はレベルが高いので大きな子どもたち(中学生と小学高学年)が活躍してくれました。





◆梅シロップジュース

そして小さな子どもたち(小学低学年と保育園児)は「ジュース屋さん」です。

前月の“かきごおり”で使った梅シロップがまだ余っていたので、氷を入れて水で割って梅シロップジュースにしてみんなに配ってくれました。 


なかば強制的におかわりをいただき大人たちもお腹たっぷんたっぷん。おかげさまできれいに完売したようです。




◆模型家具の発表会

そしていよいよ大人が本気で作った模型家具の発表会です。

囲炉裏風のデスクや屋根裏へ上る収納階段、冷酒専用サイドデスクに寺小屋風組み合わせ机…などなど詳細は割愛しますが、楽しいアイデア家具がたくさん発表されました。

みなさんの真剣な説明と、天満さん谷口さんの専門的なアドバイスもあって、どれもちゃんとしたステキな家具になりそうです。 




そして、この中のどれかのアイデアを元に、実現可能な設計にして元棟梁の梅さんと一緒に本物の家具を作る予定です。これはまたひとつ楽しみが増えました。

今後の報告に乞うご期待! 




そして最後に天満さんの自宅の庭で採れた“いちじく”の差し入れが!

ほんのりとした自然の甘さとつぶつぶの食感に模型作りで使った頭の疲れが癒されました。

本当に美味しかった~ごちそうさまでした! 



さて次回は9月11日。思い起こせば一年前、漆喰の壁塗りに初めて挑戦したのが9月でした(遠い目)。

今度はどんな新しいことを体験できるのでしょう?ワクワクしながら古民家でまた会いましょう。 

+くうねあ(プラスくうねあ)

「くうねあ」とはこどもにとって最も基本的な大事なこと「食う・寝る・遊ぶ」の頭文字をつなげて作った言葉です。 子育てしやすい社会のインフラづくりに取り組んでいる、株式会社くうねあの活動を紹介するサイトです。