育てられているのは、子どもだけじゃない。

驚くような発想で自由に行動する子どもたちに魅了されているご近所のパン屋さんを訪ねました。

【安佐南区西原】
「和みのぱんやさん 小麦畑」
店主 浜本 歩さん



認定こども園くすの木西原園舎から200mと離れていないお店には、お迎えに来た保護者が園児と一緒によく買いに来てくれている。

お店に入って印象的なのは壁に貼られた子どもたちの絵。若い店主、浜本さんに聞くと「最初にいきなり手渡されたのがこの絵です」。当時2歳のくすの木の園児、りんちゃんの絵。

「もらった時、なんて自由なんだと驚きました」パンの絵でも描いてきたのかなと見るとママの顔だったのだ。「大人の常識や想像を軽々と超えるその発想と行動に」。

りんちゃんの絵を壁に貼ると他の園児たちも持ってくるようになり、今でも自由な絵のプレゼントは続いていて、次の貼り替えを待って大切に保管されている。

浜本さんは呉市中通にもお店を持つ。イベント出店が縁で、空いているテナントを使ってほしいとビルのオーナーに誘われたのだ。「威張れないけど、計画たてずに商売してるんです」。その時の縁や地域の雰囲気に引き込まれるのだとか。


園児たちの絵は時々貼り替えて校様替えをしているが、
最初のりんちゃんの絵だけは常設展示されている。


お店に入ればすぐにハイタッチ。
残っていればくれるパンの耳は、園児たちの大のお気に入り。




「こんにちはっ」と青年が来店して親しげに話しだした。聞くと近くの大学生でこの春卒業だとか。これまでも何度か来てはパン作りのノウハウを伝授してもらっていたらしい。今日が最後の授業だ。

「このお店も地域に育てられてますから」と照れる浜本さんを見て、ああこの人も自由なんだなと思った。 

たまたま出会った近くの大学生(右)
卒業後は就職のため広島を離れるが、浜本さんはバン作りの恩師になる。




くうねあダブロイド紙No.2(2020年2月1日発行)より抜粋


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